読みの難しい言葉、人名や地名、商品名などの漢字に振り仮名をつけたい時はありませんか?「胡坐」、「小鳥遊」など読めない人が多いかもしれません。
そんな時は振り仮名をつけてあげるのが親切ですが、どうやって書くのかが問題です。胡座(あぐら)、小鳥遊(たかなし)のように文字の後ろにカッコ書きでも良いですが、ワードでは「ルビ」という漢字の上に小さな振り仮名を付ける機能があります。
ルビを付けると 「胡座」 「小鳥遊」 という表記になります。
簡単に振り仮名をつけることが出来ます。ですが、この時に行間が自動調整されてしまうのでその修正方法もあわせて紹介します。
タイトルの問題「恰も」の答えはまとめで。
振り仮名(ルビ)について

ワードで文を打ってるんだけど読みが特殊な漢字にふりがなを付けたいのよね

ふむふむ、それは親切ですね!

そうでしょう。
漢字の上に小さいふりがなが付くやつあるじゃない

それは「ルビ」ですね。
簡単ですよ。
ワードでは簡単なコマンドを使ってルビを打つことができます。
また文章に何度も同じ文字が出てくる時は一度に全ての振り仮名を付けることも出来ます。
(後の項で解説します)
振り仮名(ルビ)の付け方
お題:尚二という文字にルビをつけてみましょう。
(人名で読ませ方を統一したい場合)
- 振り仮名(ルビ)を付ける文字列を選択する
- リボンの「ホーム」タブの「フォント」グループにある「ルビ」ボタンをクリックする
- 「ルビ」ダイアログボックスの「ルビ(R)」に正しい振り仮名が表示されているか確認し、変更する場合は打ち直します(ここには文章を打ち込んだ時の文字が表示されています)
- 「OK」をクリックする
- 振り仮名が付けられる

これは便利ね!
読み間違いがなくなるわ

はい、積極的に使ってみてください

でも、もし文章の中で同じ言葉がたくさんあったら、一つずつ設定するのは面倒ね

同じ文字なら一括ですべての単語にルビを付けられますよ!
文章中の同じ文字に一括で振り仮名(ルビ)を付けたい
- 振り仮名(ルビ)を付ける文字列を選択する
- リボンの「ホーム」タブにある「ルビ」ボタンをクリックする
- 「ルビ」ダイアログボックスのルビ(R)に正しい振り仮名が表示されているか確認し、変更する場合は打ち直します。(ここには文章を打ち込んだ時の文字が表示されています)
- 左下にある「すべて適用(A)」をクリックする
- 「ルビの変更確認」ダイアログボックスが表示される
- 「すべて変更(A)」をクリックする
- 「OK」をクリックする
- 選択した文字列全てに振り仮名が付けられる

これで同じ言葉全部に振り仮名がついたわ!

時短になりますよね。
もし「ルビ」が不要になったら「ルビの解除」も出来ますよ
振り仮名(ルビ)を消したい
- 振り仮名(ルビ)が付いている文字列を選択する
- リボンの「ホーム」タブにある「ルビ」ボタンをクリックする
- 右側の「ルビの解除」をクリックする
- 「OK」をクリックする
- 振り仮名が解除される

これって同じように複数ある場合もいっぺんに消せるのかしら
文章中の同じ文字の振り仮名(ルビ)を一括で消したい
- 振り仮名(ルビ)が付いている文字列を選択する
- リボンの「ホーム」タブにある「ルビ」ボタンをクリックする
- 「すべて解除(V)」をクリックする
- 「すべて変更(A)」をクリックする
- 「OK」をクリックする
- 選択した文字列全ての振り仮名が解除される
ルビを打って自動で広がった行間を整えたい

振り仮名の付け方はわかったわ!
でもちょっとね・・・

どうしましたか?

ルビを付けたらその分の行間が空いていびつに見えるのよ。

確かに「ルビ」を付けると自動で行間が空いちゃいます。
でも調整できます。
安心してください!
- 行間を変えたい行を選択する
- リボンの「ホーム」タブの「段落」グループの右下にある「段落の設定」ボタンをクリックする
- 「間隔」項目の行間(N)を「1行」から「固定値」に変更する
- 間隔(A)を初期値の12ptから18ptに変更する(この値が大きくなれば行間が広くなります)
- 「OK」をクリックすると行間が変更される
(行間を微調整したい場合は間隔を「18pt」から変更して下さい)
これで見た目が良くなりました。なお、この行間変更は印刷にも影響します。なので、プリントアウトした時に行間が狭すぎだったり、広すぎな時にも調整できますので試してみて下さい。
今回はルビの影響で行間の高さが変わっちゃいましたが、実はフォントサイズを変更した時にも行間が変わることがあります。特に一部分だけフォントを大きくした場合はその文字がある行だけ行間が広がってしまい不格好に見えることもあります。行間は任意の広さに変えることができるので、調整してみて下さい!
行間の調整について詳しく解説した記事もあるので、気になったらチェックしてみてください。
まとめ
Wordで振り仮名(ルビ)を付けると、難しい漢字や特殊な読み方の漢字でも簡単に読める文書を作成することが出来ます。また、漢字だけではなく英単語にも使えます。ここにルビがあった方が読みやすいだろうなぁって思ったらぜひ活用してみて下さいね。
このブログではパソコンの初心者のための使い方などを書いていますのでわからないことがあったら、また見に来てください。
ブックマークをしておいてくれたら、いつでも戻ってこれますよ。
さて、タイトルの問題の答えは
「 恰も 」
でした!読めたかな?
では、よいパソコンライフを!
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